ID:52713

企画展

美しきかな The Beauty of Kana Letters

流麗な墨線が描く 表情豊かな美の世界

会場

徳川美術館 蓬左文庫

THE TOKUGAWA ART MUSEUM

会期

二〇一七年一月四日(水)から二月五日(日)

展覧会概要

企画展 美しきかな ウツクシキカナ

The Beauty of Kana Letters

古筆三色紙を同時公開!
《継色紙(つぎしきし)》《升色紙(ますしきし)》《寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)》

“かな”は、漢字を省略化・簡略化して生み出され、展開した我国独自の文字です。『源氏物語』の「梅枝」には、「万事が昔に比べて劣ってきて浅薄になっていく末世ではあるが、“かな”だけは素晴らしく発展した」と語られているように、十一世紀初頭頃には、各文字を連続させて書く連綿体(れんめんたい)を用いながら、墨の線状の美しさを充分に発揮させ、流麗で表情豊かな書芸の世界を完成させました。
「関戸本古今和歌集切(せきどぼんこきんわかしゅうぎれ)」「高野切古今和歌集切(こうやぎれこきんわかしゅうぎれ)」など、“かな”の黄金期を迎えた十一世紀から、「藍紙本万葉集切(あいがみほんまんようしゅうぎれ)」「石山切(いしやまぎれ)」「大色紙(おおじきし)」「今城切古今和歌集(いまきぎれこきんわかしゅう)」をはじめとする個性的かつ重厚な書風があらわれる十一世紀末期から十二世紀の作品を中心に、十四世紀前半までの“かな”に表現された、多様なスタイルと典雅な美意識、そしてその変遷をたどります。

主催者
徳川美術館、名古屋市蓬左文庫、中日新聞社
協賛・協力等
協力/中部日本書道会、名古屋市交通局
休催日
月曜日(一月九日(月)は開館、翌一月一〇日(火)は休館)
開催時間
午前十時 ~ 午後五時
(入館は午後四時半まで)
観覧料
一般 一二〇〇円、高大生 七〇〇円、小中生 五〇〇円
※二〇名様以上の団体は一般二〇〇円、その他一〇〇円割引
※土曜日は小中高生入館無料
展覧会ホームページ
http://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/planned/2017/0104/

イベント情報

ギャラリートーク
1月9日(月・祝) 11時~
1月20日(金) 13時~
※担当学芸員が展示解説をします。

土曜講座
「線状の美-11世紀のかな-」
学芸部長 四辻秀紀
1月14日(土) 13時30分~
徳川美術館 講堂 ※有料

徳川園催事
「寒を遊ぶ 徳川園の冬牡丹」
2017年1月2日(月・祝)~2月19日(日)

会場情報

徳川美術館 蓬左文庫 トクガワビジュツカン

THE TOKUGAWA ART MUSEUM

会場住所
〒461-0023
名古屋市東区徳川町1017
ホームページ
https://www.tokugawa-art-museum.jp/
更新日:2016年12月27日
登録日:2016年12月27日