ID:52392
丹波焼と三田焼の粋を集めて Masterpieces of Tamba ware and Sanda ware from the Hajimu Mori collection
ー森基(もりはじむ)コレクションの名品-
会場
兵庫陶芸美術館
The Museum of Ceramic Art,Hyogo
会期
2017年3月4日(土)~5月28日(日)
展覧会概要
丹波焼と三田焼の粋を集めて タンバヤキトミタヤキノスイヲアツメテ ー森基(もりはじむ)コレクションの名品-
Masterpieces of Tamba ware and Sanda ware from the Hajimu Mori collection
実業家森基(もり・はじむ)氏は、丹波焼(兵庫県篠山市)と三田焼(同三田市)に魅せられ、50年以上にもわたり精力的に収集しています。
丹波焼は、平安末期(12世紀後半)に始まりました。中世は壺・甕(かめ)・擂鉢(すりばち)という実用品を主に生産していましたが、室町後期から江戸初期には、徳利や茶道具などの新たな器種が増えました。それらは明るい赤茶色に焼き上がった土肌や、焼成中に薪の灰が降りかかって溶けた、緑色の自然釉(しぜんゆう)が見所となっています。江戸前期には、「赤土部(あかどべ)」と呼ばれるつやのある赤茶色の化粧土が登場し、江戸後期には白い化粧土を用いたもの、さらにその上に赤や緑の絵付けを施したものが登場するなど、様々な装飾技法を柔軟に採り入れました。
三田焼は、宝暦年間(1751~64)に志手原窯(しではらがま)が開かれたのが、その始まりと伝えられています。寛政11年(1799)には、三田の商人神田惣兵衛が出資し、三輪明神窯(みわみょうじんがま)が開かれました。その際に招聘された、京都伏見の陶工で人形師でもある欽古堂亀祐(きんこどうかめすけ)によって、土型で成形する技術が導入されました。型成形による皿や鉢に緑色の釉薬が施された青磁の作例は、三田焼の代名詞となっています。他にも青い顔料で文様を描いた染付、赤や緑の絵付けを施した色絵など、様々な技法が駆使されています。
本展では、森基氏のコレクションから丹波焼77点と三田焼82点を選りすぐり、参考作品も合わせた計164点によって、丹波焼の変幻自在ともいえるスタイルの変遷や、三田焼の豊富なバラエティーを紹介します。
- 主催者
- 兵庫陶芸美術館、神戸新聞社
- 協賛・協力等
- 後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、篠山市、篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、三田市、三田市教育委員会、(公財)兵庫県芸術文化協会、(公財)兵庫県国際交流協会
協力:丹波立杭陶磁器協同組合 - 休催日
- 月曜日[ただし3月20日(月・祝)は開館し、3月21日(火)は休館]
- 観覧料
- 一般1,000円(800円)、大学生800円(600円)、中学生以下無料
- ( )内は特別割引および20名以上の団体割引料金です。
●高校生、高齢者、障害のある方には割引制度があります。詳細は美術館へお問い合わせください。
●17時以降に観覧される場合には、夜間割引料金になります。(一般500円、大学生400円)
●特別割引券はローソンチケット・ミニストップ(Lコード55872)セブンイレブン(店頭マルチコピー機セブンチケットより)で5月27日(土)まで販売。 - 展覧会ホームページ
- http://www.mcart.jp/exhibition/e2805/
イベント情報
トークショー
「私の蒐集物語-丹波焼と三田焼への愛を語る-」
話し手:森基氏 聞き手:梶山博史(当館学芸員)
日時:4月29日(土・祝) 14時~15時30分 (開場は13時30分)
場所:当館研修棟1階セミナー室
定員:110名(事前申込制)
聴講料:無料(ただし観覧券が必要です)
ギャラリートーク(観覧券が必要です)
(学芸員による展示解説 11時より1時間程度)
3月11日(土)、3月25日(土)、4月8日(土)、4月22日(土)、5月6日(土)、5月20日(土)
関連ワークショップ
「釉薬づくりに挑戦!~私の三田青磁~」
日時:4月22日(土) 13時30分~16時
定員:20名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
対象者:高校生以上
受講料:有料
応募〆切:4月5日(水)17時必着
※詳細はお問い合わせ下さい。
会場情報
兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン
The Museum of Ceramic Art,Hyogo
- 会場住所
-
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4 - ホームページ
- https://www.mcart.jp
登録日:2016年11月29日