ID:5208
土門拳「古窯遍歴」
-企画展示室Ⅰ-
会場
土門拳記念館
Ken Domon Museum of Photography
会期
2002年11月1日(金) ~ 2003年1月31日(金)
展覧会概要
土門拳「古窯遍歴」 ドモンケン「コヨウヘンレキ」 -企画展示室Ⅰ-
『1962年2月、美濃大萱の里で絵志野の陶片を見た。その年の10月、丹波三本峠で半ば崩潰しかかった穴窯を見た。そして翌正月、雪の有田泉山で採石場に残る鏨の痕跡を見た。ぼくは、その行く先々で縄文・弥生から連綿とつづく日本の「古代的なるもの」を感じとったのである。』(土門拳(古窯遍歴」あとがきより)
昭和37年、土門拳は、やきものに開眼し、丹波、伊万里、唐津、信楽、九谷、瀬戸、常滑などの古陶磁を精力的に撮り始めました。古窯址を訪ね、陶片をさがし、壺や甕を求めて、土門の「古窯遍歴」は執拗に続きました。
昭和43年、病に倒れ撮影は一時中断されましたが、土門は不死鳥のように立ち直り、再び撮影を開始。昭和48年、備前の撮影を完了しました。翌49年、『古窯遍歴』は個展および写真集として発表され、足掛け13年にわたる「古窯遍歴」の長い旅は終わりました。
土。水。火。この極めて単純で素朴な要素からなりたつ「やきもの」。人為のおよばない「天工」によって生み出される「何か」。その力を土門拳は写しきっているのです。
- 主催者
- 土門拳記念館
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は開館し翌火休館)、12/29~1/3
- 観覧料
- 一般420円(20名以上360円)
- 展覧会ホームページ
- http://www.domonken-kinenkan.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 財団法人 土門拳記念館 Tel.0234-31-0028
会場情報
土門拳記念館 ドモンケンキネンカン
Ken Domon Museum of Photography
- 会場住所
-
〒998-0055
酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内) - ホームページ
- http://www.domonken-kinenkan.jp/
登録日:1999年3月31日