ID:52078
注目作家紹介プログラム チャンネル7
髙橋耕平 街の仮縫い、個と歩み Transitional Cityscapes,Individual Paths
会場
兵庫県立美術館 ギャラリー棟一階 アトリエ1、ホワイエ
HYOGO PREFECTUAL MUSEUM OF ART
会期
二〇一六年<平成二八年>一〇月一五日[土] → 一一月二〇日[日]
展覧会概要
注目作家紹介プログラム チャンネル7 髙橋耕平 街の仮縫い、個と歩み タカハシコウヘイ マチノカリヌイ、コトアユミ
Transitional Cityscapes,Individual Paths
近年、現代美術の領域では、特定の場や人を取材し、映像や写真、言葉などで表現するというスタイルで、多くの注目すべき作品が生み出されています。京都を拠点に活動する髙橋耕平(一九七七-)も、そうした作品を手掛ける美術家の一人です。本展では、二一年前に起こった阪神・淡路大震災以降の、都市の経験や記憶をテーマに、神戸・阪神間で撮影した映像や写真等から成るインスタレーションを制作、発表します。
たとえ同じ街に暮らしていても、それぞれの人の身体は街を違ったふうに経験しています。街のある造りが、ある人には便利な一方で、他の人には障害となることもあります。しかしどのような場合もそこに生きる人は、解決の糸口を求め、自らの身体で街を探り、縫うように歩を進めます。それはまるで、それぞれの身体にあわせ街を更新し続ける仮縫いのようだ、と髙橋はとらえます。
二一年前にさまざまな人がこの街で経験したことの記憶や記録。さらに現在それぞれの人がこの街をどのように経験し、歩み続けているのか。ともすれば「被災地の経験」などとひと言でくくられがちな、しかし決して誰一人同じではない個別性に注意を払いつつ、髙橋はそれらをいったん解き、自身の経験として新たに緩く縫い直し、提示します。
この展覧会が、直接的な被災経験の有無を越えて、多くの方にとり、自分とは異なる個の経験に想像を巡らせ、街で生き歩み続けることについて考える機会となれば幸いです。
- 主催者
- 兵庫県立美術館
- 協賛・協力等
- 後援 : 公益財団法人 伊藤文化財団
助成 : 公益財団法人 朝日新聞文化財団、 公益財団法人 テルモ生命科学芸術財団、公益財団法人 中内力コンベンション振興財団、 公益財団法人 野村財団
協力 : 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
平成二八年度文化庁文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業 - 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 午前一〇時 ~ 午後六時
- (金・土曜日は午後八時まで)
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/channel7_takahashi/index.html
イベント情報
アーティスト・トーク
一〇月一五日[土]一五時三〇分-一六時五〇分
レクチャールーム(定員一〇〇名)、展覧会場にて|聴講無料
※兵庫県立美術館「芸術の館友の会」共催事業
※トーク終了後一七時より、友の会会員限定のスペシャルイベント有。
詳しくは友の会事務局(TEL〇七八-二六二-〇九一六)までお問い合わせください。
対談:村上しほり*×髙橋耕平
一一月一九日[土]一五時三〇分-一七時〇〇分
(*人と防災未来センター 震災資料専門員/神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 研究員)
レクチャールーム(定員一〇〇名)にて|聴講無料
※兵庫県立美術館「芸術の館友の会」支援事業
会場情報
兵庫県立美術館 ヒョウゴケンリツビジュツカン
HYOGO PREFECTUAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒651-0073
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 - ホームページ
- https://www.artm.pref.hyogo.jp/
登録日:2016年11月1日