ID:5153

所蔵仏教絵画展

会場

MOA美術館

MOA MUSEUM OF ART

会期

2002年12月7日(土) ~ 2002年12月24日(火)

展覧会概要

所蔵仏教絵画展 ショゾウブッキョウカイガテン

仏教は古くから儒教・道教と並んで東洋思想の主流となり、日本においても生活の規範、倫理・道徳的基準として生き続け、日本文化に大きな影響を与えてきました。その中で仏教絵画は、日本絵画の源流に位置し、また鎌倉時代以前の絵画作品の大半は仏画であるといっても決して言い過ぎではなく、仏教という一面だけでなく、日本画の技法や表現を知る上で、大変重要な意味を持っています。
仏画は原則として尊像が正面向きとなり、左右に脇侍諸尊を均整に並べ、華麗な彩色文様を施した厳正な形式で表現されます。その表現は儀軌に強く拘束され、表現の自由はあまり認められないので、美術的な鑑賞に不向きのように思われがちです。しかし、優れた仏画はその洗練された描線と彩色、各時代それぞれの特色をあらわす形像のとらえ方によって、立体的な彫像に決して引けを取らない仏画独特の美しさを表現しています。
仏画の種類としては、釈迦関係絵画、密教絵画、浄土教絵画、神仏習合(垂迹)関係絵画等があり、その中には、釈迦如来像、不動明王像、両界曼荼羅、阿弥陀来迎図、観音菩薩像、達磨図、春日曼荼羅などが例としてあげられます。
当館所蔵の仏教絵画には、本来礼拝の対象とされた「不動明王二童子像」(重文)、「愛染明王像」(重文)等の尊像画、真言密教での宇宙観を示す「両界曼荼羅」、神仏習合関係の「春日鹿曼荼羅」(重美)等の曼荼羅類、尊像のもととなった「諸尊図像」(重文)等の図像類があります。この度の展観は、これらの作品に経巻類などを加え、約30点余を展示し、古来より信仰を集め、人々に感銘を与えてきた仏画の世界をご堪能いただこうとするものです。

主催者
MOA美術館
休催日
木曜日
観覧料
大人 1600円
高大生 800円
小中生 無料
65歳以上 1200円
展覧会ホームページ
http://www.moaart.or.jp/
展覧会問合わせ先
MOA美術館 Tel.0557-84-2511

会場情報

MOA美術館 エムオーエービジュツカン

MOA MUSEUM OF ART

会場住所
〒413-8511
熱海市桃山町26-2
ホームページ
http://www.moaart.or.jp/
問い合わせ先
moaart-admin@moaart.or.jp
更新日:2010年11月10日
登録日:1999年3月31日