ID:5115

知られざる西アフリカの美術展

会場

高松市美術館

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会期

2003年2月21日(金) ~ 2003年3月23日(日)

展覧会概要

知られざる西アフリカの美術展 シラレザルニシアフリカノビジュツテン

アフリカ大陸がヨーロッパに知られることとなったのは15世紀のことです。以後、西欧列強の侵略、植民地化を経て第2次世界大戦後の民族主義を掲げた相次ぐ新国家の樹立と今日の急速な近代化。アフリカの近現代史は常に西欧諸国の主導権の下にめまぐるしく変化してきました。その一方で、われわれがネイティヴなアフリカに抱くイメージは、「暗黒大陸」または「プリミティヴ(原始的)」といった漠然としたものに限られているのが現実ではないでしょうか。
しかし実際には、広大なアフリカ大陸には歴史時代の折々に、様々な地域で豊かな文明・文化が栄えてきました。特に、現在のナイジェリアを中心とする西アフリカ地域では、1441年にポルトガル人が初めて足を踏み入れたよりずっと以前から、高い生活水準をもつ数々の王国が栄えており、それらの美術は私たちの想像を超えるほどの美と創造性に溢れています。
「知られざる西アフリカの美術展」は、アフリカ美術史の中でも中心となる西アフリカ地域の美術の歴史を通覧できる、日本で初めての企画となります。展覧会では、紀元前からすでに存在していたノク文化の貴重なテラコッタの像を始め12~16世紀のイフェ地域で制作された祈祷師などのブロンズ胸像、16世紀頃のベニン地域で盛んだった銅製のレリーフや動物像、さらには近代以降この地域の諸王国の富と権威の象徴であった金製装飾品の数々と黄金生産にかかわるブロンズ製の錘、木彫美術品など多彩な資料を展示します。
本展では、西アフリカ地域の輝かしい歴史を辿りながら、フォーヴィズムやキュビズムなど近現代の芸術表現に多大な影響を与えつつもそれ自身は衆目に触れる機会の少なかったアフリカ美術の奥深い魅力と芸術性を紹介するものです。

主催者
高松市美術館、読売新聞大阪本社、西日本放送
休催日
月曜日
観覧料
一般 1000(800)円
高大生 600(480)円
小中生 300(240)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※65歳以上、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は無料
※土曜日は小中高生無料
展覧会ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合わせ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711

会場情報

高松市美術館 タカマツシビジュツカン

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会場住所
〒760-0027
高松市紺屋町10-4
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
更新日:2010年6月7日
登録日:1999年3月31日