ID:5060

因藤壽展

精神の痕跡―その深遠なる時空を求めて

会場

北海道立旭川美術館

Hokkaido Asahikawa Museum of Art

会期

2002年10月26日(土) ~ 2002年12月15日(日)

展覧会概要

因藤壽展 インドウヒサシテン 精神の痕跡―その深遠なる時空を求めて

因藤壽(いんどう・ひさし)は1925(大正14)年に稚内市に生まれた道北ゆかりの画家です。道立苫小牧工業学校電気科を卒業して北海道大学応用電気研究所に勤務し、その後、教職に転じました。絵画は戦後の1947年から始め、心象を表現した鮮やかな絵画を発表し、まもなく頭角をあらわしました。そして、1956年からはモノクローム(単色)絵画の方向に進み、読売アンデパンダン展などで大きな注目を集めました。1963年には、さいたま市に移り画業に専念。以後個展を中心に発表を続け、今日ではすぐれた現代作家として内外で高く評価されています。
因藤の制作は自己の生を問い記録としてとどめるものであり、彼の作品にはそれが痕跡としてしるされているといえるでしょう。そこには彼の人間探究に基づく思索的内容をみることができます。1970年代はじめからはベース剤等を用い、紫色の絵具を何層も描き重ねる独自の技法による制作に取り組んできました。その絵画世界には時空を超えた深遠な精神世界がつくり出され、近年はその表現をより深化させています。
今回の展覧会は、因藤壽の初の本格的な回顧展であり、初期の作品から近年の代表作まで、約90点によって画家、因藤壽のこれまでの足跡をたどります。

主催者
北海道立旭川美術館、北海道新聞社
休催日
月曜日(11/4は開館)
観覧料
一般 1000(750)円
高大生 600(450)円
小中生 400(300)円
※( )内は10名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/
展覧会問合わせ先
TEL(0166)25-2577 FAX(0166)25-2539

会場情報

北海道立旭川美術館 ホッカイドウリツアサヒカワビジュツカン

Hokkaido Asahikawa Museum of Art

会場住所
〒070-0044
旭川市常磐公園内
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/abj
更新日:2010年6月9日
登録日:1999年3月31日