ID:5046

〈特別展〉「仙川の家」

会場

調布市武者小路実篤記念館

会期

2002年10月26日(土) ~ 2002年12月1日(日)

展覧会概要

〈特別展〉「仙川の家」 トクベツテン「センカワノイエ」

武者小路実篤は清水と緑を求めて、昭和30年12月、70歳の時に東京都調布市入間町荻野(現在:若葉町)に移り住みました。最寄り駅が京王線仙川駅ということで、実篤は「仙川の家」と呼び、昭和51年に亡くなるまで20年間をここで暮らしました。
国分寺崖線にあるこの地には、湧水と大小の池があり、「水のあるところに住みたい」という子供の頃からの夢をかなえた実篤は、池に鯉を放し、緑豊かな自然に囲まれて、安子夫人と老夫婦二人の穏やかな日々を過ごしました。また、仕事の完成の場として、後半生の自伝「一人の男」をはじめとした執筆活動、多くの人から親しまれている書画の制作に励みました。
本展覧会では、仙川の家について、その移り変わりと、ここで生み出された作品群や日々の生活をご紹介するとともに、多摩川の河岸段丘である国分寺崖線の地形と自然、また公園内で出土した縄文時代の遺跡など歴史的な背景などもご紹介し、実篤が愛した「仙川の家」を多角的に探ります。
また、武者小路実篤の死後、ご遺族より東京都へ寄贈された文学資料及び美術作品のうち約600点余りが、本年、調布市へ移され当館の所蔵となりました。今回は、これらの資料から、仙川ゆかりの資料や作品を中心に展示し、新たに収蔵された資料のご報告の展覧会といたします。
さらに、築47年が過ぎる旧実篤邸を後世に残してゆくために、本年度には保存・改修工事を行いました。旧実篤邸は、普段から窓越しに見学ができますが、この特別展期間中には、内部に入り見学ができる公開日を通常より増やし、実篤の住まいを実感していただきます。

主催者
調布市武者小路実篤記念館
休催日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
観覧料
大人200円、小・中学生100円、65歳以上無料(実篤公園と共通)
展覧会ホームページ
http://www.mushakoji.org
展覧会問合わせ先
TEL 03(3326)0648

会場情報

調布市武者小路実篤記念館 チョウフシムシャコウジサネアツキネンカン

会場住所
〒182-0003
調布市若葉町1-8-30
ホームページ
https://www.mushakoji.org
更新日:2010年9月22日
登録日:1999年3月31日