ID:50293

セラミックス・ジャパン CERAMICS JAPAN

陶磁器でたどる日本のモダン

会場

岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会期

2016 5.21 SAT→7.10 SUN

展覧会概要

セラミックス・ジャパン セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン

CERAMICS JAPAN

『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』は、近代の日本でつくられた陶磁器のデザインを概観する初めての展覧会です。幕末から明治時代初期に開催された万国博覧会への出展などによって、西洋ではジャポニスムが沸き起こり、日本の工芸品は一躍脚光を浴びます。そして、京都や九谷などの江戸時代から続く産地以外に、東京や横浜、名古屋などでも、きらびやかで日本画的な装飾をまとった陶磁器が焼かれて海を渡りました。その後、日本の美術や工芸などを源泉としたアール・ヌーヴォーが欧米で大流行すると、明治時代後期には日本でもこの影響を受けて陶磁器の分野でも図案研究などが盛んとなります。大正時代以降は、こうしたデザイン活動が広く展開されるとともに、制作者の個性が大きく反映されていきます。国内においても暮らしに彩りを添えるための陶磁器が、デザイナーや陶芸家の手によってデザインされました。また、このころ台頭したメーカーでは国内外向けの製品が量産され、食器以外にタイルなどの建材も生産されます。これまで近代の陶磁史は、輸出を経て新たに陶芸家が登場するという文脈によって示されることが一般的でした。よって、今日まで連綿と続く産業陶磁や陶芸家によるデザイン的な作品の流れが表舞台に登場することはありませんでした。本展は、明治維新から第二次大戦までの約70年におよぶ、こうした陶磁器の魅力あふれるデザインに着目し、その全容を紹介していきます。

主催者
岐阜県現代陶芸美術館
休催日
月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌平日)
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)
*( )内は20名以上の団体料金、高校生以下無料
展覧会ホームページ
http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_3.exhibition.html

イベント情報

詳しくは美術館HPをご覧ください。

■ 講演会 「デザインありてこそ―焼物から窯業へ」
5月21日(土) 14:00~ / プロジェクトルーム
森仁史 (本展監修者、金沢美術工芸大学 柳宗理記念デザイン研究所)
*聴講無料、事前予約不要

■ ワークショップ 「理系の紅茶学」
6月26日(日) 13:30~ / プロジェクトルーム
堀田信幸 (紅茶専門店 TEAS Liyn-an オーナー)
*参加費500円、要事前予約

■ 魅力発信事業講演会
「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解。」
7月3日(日) 14:00~15:30 /
とうしん学びの丘 エール (多治見市虎渓山町4-13-1 0572-22-1155)
佐藤卓 (グラフィックデザイナー)
*聴講無料、要事前予約

■ ギャラリートーク
毎週日曜日、午後1時30分より学芸員によるギャラリートークを行います。

会場情報

岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会場住所
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
ホームページ
https://www.cpm-gifu.jp/museum
更新日:2016年5月24日
登録日:2016年5月24日