ID:49322
明治の浮世絵師
清親 Kobayashi Kiyochika: A Retrospective
光線画の向こうに
会場
町田市立国際版画美術館
MACHIDA CITY MUSEUM OF GRAPHIC ARTS
会期
2016年 3月12日(土)―4月17日(日)
※会期中、一部展示替えを行います。
|前期| 3月12日(土)―3月27日(日)
|後期| 3月29日(火)―4月17日(日)
※会期中、一部展示替えを行います。
|前期| 3月12日(土)―3月27日(日)
|後期| 3月29日(火)―4月17日(日)
展覧会概要
明治の浮世絵師 清親 キヨチカ 光線画の向こうに
Kobayashi Kiyochika: A Retrospective
ガス灯が灯る文明開化の街並みから日清・日露戦争まで、“明治”を描いた浮世絵師、小林清親 (こばやし きよちか)(1847-1915)。没後100年を迎えた今、改めて注目が集まっています。
清親は弘化4年(1847)、江戸本所御蔵屋敷に下級役人の子として生まれました。青年期には幕臣として伏見の戦いに参戦し、動乱の幕末期を経験します。幕府崩壊後は住居や職業を転々としますが、幼い頃より好きだった錦絵に生活の道を見出しました。明治9年(1876)、新しい東京風景を叙情的に描き出した『東京名所図』シリーズを刊行。季節や天候の繊細な移ろいを、光と影の巧みな表現で写したこの風景画は「光線画」と呼ばれ、浮世絵界に新たな風を吹き込みました。
明治14年(1881)を最後に『東京名所図』の制作から離れると、自由民権運動の気運高まるなか、雑誌や新聞を舞台に数々の諷刺画を描きます。また明治27年(1894)に日清戦争が勃発すると、光線画で培った光と影の表現を活かした戦争錦絵を発表。銅版画や石版画といった木版以外の版技法にも取り組み、晩年には肉筆画も描きました、江戸期には定番だった役者や美人を主な題材とせず、社会の動きや新しいメディアと向き合い続けた清親は、浮世絵史の最後に煌いた、まさに“明治の浮世絵師”といえます。
本展覧会では、清親の多彩な画業を一堂に紹介いたします。さらには、井上安治 (いのうえ やすじ) や小倉柳村 (おぐら りゅうそん) から、織田一磨 (おだ かずま) に川瀬巴水 (かわせ はすい) まで、清親に共感を示した絵師の作品を交え、約300作品で清親像を多角的に辿ります。
- 休催日
- 月曜
※3月21日(月・振休)は開館、3月22日(火)は休館 - 開催時間
- 10:00 ~ 17:00
- 平日=10:00―17:00 (入館は16:30まで)
土日祝=10:00―17:30 (入館は17:00まで) - 観覧料
- 一般 800(600)円 / 大学・高校生・65歳以上 400(300)円 / 中学生以下は無料
- *( )内は20名以上の団体料金 *展覧会初日 3月12日(土)は入場無料 *身体障がい者手帳または愛の手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
- 展覧会ホームページ
- http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2016-287
イベント情報
● 記念講演会
「開化の浮世絵師・清親を語る」
講師=酒井忠康 (世田谷美術館館長)
4月3日(日) 14:00~15:30
会場=1階講堂 先着150名
※聴講無料
● 美術館が寄席に! 清親落語会
落語家=林家正雀
演目=「ぞろぞろ」ほか
3月27日(日) 14:00~15:00
会場=1階講堂 先着150名
※観覧無料
※13:00より1階受付にて整理券をお渡しします。
● 現代作家による公開制作
「ツツミ アスカ 時間と層の耀き」
―木版拓摺りとインクジェットプリント、古典技法と現代技法の融合―
ツツミ アスカ (美術家)
3月19日(土) 13:30~16:00 ※途中休憩含む
会場=1階アトリエ
※入場無料・見学自由
※混雑時は入室を制限する場合があります。
● プロムナード・コンサート
小池純子 (ジャズピアニスト)
3月13日(日) ①13:00~ ②15:00~ (各回30分程度)
会場=エントランスホール
※どなたでもご鑑賞いただけますが、お席のご用意はありません。
● ギャラリートーク
館長によるスペシャルトーク
4月10日(日)
担当学芸員による作品解説
3月20日(日)、4月17日(日)
※各日14:00から45分程度。観覧券をご用意のうえ、2階企画展示室入口にお集まりください。
会場情報
町田市立国際版画美術館 マチダシリツコクサイハンガビジュツカン
MACHIDA CITY MUSEUM OF GRAPHIC ARTS
- 会場住所
-
〒194-0013
町田市原町田4-28-1 - ホームページ
- http://hanga-museum.jp/
- 問い合わせ先
- 町田市イベントダイヤル Tel.042-724-5656
登録日:2016年3月1日