ID:46204
川上澄生 生誕120年・合併10周年記念
木版画の詩人 川上澄生の軌跡Ⅰ
―若き日のあこがれ―
会場
鹿沼市立川上澄生美術館 2階展示室
KANUMA MUNICIPAL ART MUSEUM OF KAWAKAMI SUMIO
会期
2015.4.11 [土]―7.5 [日]
展覧会概要
川上澄生 生誕120年・合併10周年記念 木版画の詩人 川上澄生の軌跡Ⅰ モクハンガノシジン カワカミスミオノキセキⅠ ―若き日のあこがれ―
詩情豊かな作風で大正から昭和期の版画界をリードした川上澄生(1895-1972)の生誕120年を記念し、川上澄生の生涯をたどりながらその画業を3期に分けて紹介する企画展「木版画の詩人 川上澄生の軌跡」を開催します。本展はその第1弾となります。
横浜に生まれ、東京で育った川上澄生は青山学院中等科から高等科在学中にかけて芸術や文学へ強い関心を持ちました。その頃より雑誌にコマ絵や詩を投稿し腕を磨きました。同級生にはフランスから木口 (こぐち) 木版の技術を日本に移入した合田 (ごうだ) 清の息子がおり、木版画に興味を持つきっかけとなりました。
卒業後、カナダ、アラスカ放浪の旅をへて1921年(大正10)、栃木県立宇都宮中学校(現・宇都宮高等学校)の英語教師となり、その頃より本格的に木版画を始めました。多忙な教師生活の中、創作版画誌や展覧会への出品を通じて多くの版画家と交流し、充実した創作活動を行いました。この頃の川上澄生の創作源は女性へのあこがれ、南蛮文化や文明開化への郷愁であり、こうした想いを版画や詩に刻み続け、時代に流されることなく独自の創作世界を展開しました。
本展では、若き日のみずみずしい感性が光る代表作を中心に、北海道へ疎開するまでの戦前の画業から川上澄生の多彩な創作活動の軌跡をたどります。
- 休催日
- 月曜日(ただし5月4日は開館)、4月30日[木]、5月7日[木]
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般 300円(200円)、高校・大学生 200円(100円)、小・中学生 100円(50円)
- ※( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金
※6月14日[日]は県民の日協賛のため入場無料
※毎週土曜日は小・中学生無料
※毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料
※障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
東武沿線美術館連携事業 ~美術館をお得に楽しもう!~
下記の栃木県内東武沿線の美術館で入館料が割引になります。他施設で使用した入館券を美術館受付にご提示ください。
協力館(五十音順)
・足利市立美術館、草雲美術館 ・鹿沼市立川上澄生美術館 ・小杉放菴記念日光美術館 ・佐野市立吉澤記念美術館 ・とちぎ蔵の街美術館 - 展覧会ホームページ
- http://kawakamisumio-bijutsukan.jp/index.php?id=100
イベント情報
■館長と楽しむ作品鑑賞会
日時:4月11日[土] 午後2時~2時30分
会場:2階展示室 ※企画展チケットが必要です
■ギャラリー・トーク (学芸員による作品解説)
日時:5月16日[土] 午後2時~2時30分
会場:2階展示室 ※企画展チケットが必要です
会場情報
鹿沼市立川上澄生美術館 カヌマシリツカワカミスミオビジュツカン
KANUMA MUNICIPAL ART MUSEUM OF KAWAKAMI SUMIO
- 会場住所
-
〒322-0031
鹿沼市睦町287-14 - ホームページ
- https://kawakamisumio-bijutsukan.jp/
登録日:2015年4月21日