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井原市制施行60周年記念 田中美術館秋季特別展
生誕130年 彫刻家 高村光太郎展
会場
井原市立田中美術館
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
会期
平成25(2013)年8月30日(金)~10月20日(日)
展覧会概要
井原市制施行60周年記念 田中美術館秋季特別展 生誕130年 彫刻家 高村光太郎展 セイタン130ネン チョウコクカ タカムラコウタロウテン
髙村光太郎 (1883-1956) は江戸末期から明治期に活躍した木彫家・高村光雲 (1852-1934) の長男として東京・下谷に生まれ、幼い頃より後継者としての修練を与えられました。父から江戸時代そのままの指導方法によって木彫の基礎を学んだ光太郎は東京美術学校で木彫の他に塑造を学び、卒業後アメリカそしてフランスに留学します。
帰国後の光太郎の活動は、彫刻よりも文筆活動によって広く知られるようになります。日本最初のポスト印象派宣言とも、あるいはフォーヴィズムの先駆とも評される「緑色の太陽」(1910) に代表される評論、『道程』(1914)、『智恵子抄』(1941) などの詩業、そして『ロダンの言葉』(1916) といった翻訳は、芸術家である彼の存在を印象付けました。
その一方で光太郎は、彫刻の制作とその発表については慎重であり続けました。残念なことに1945年の空襲によって彼のアトリエは被災し、多くの彫刻作品が失われ、彫刻家としてのあゆみは全体像が見えにくいものとなってしまいました。そして、疎開による環境の変化は、彫刻を制作する機会の妨げとなりました。
最晩年、光太郎は自ら「私は今でも自分を彫刻家だと思つているし、私の彫刻の仕事をかえり見て、それが詩の仕事に及ばないとは思わない。また、明治以來の日本の彫刻の中で自分の彫刻がどういう役割を果たしているかも知つている。そしてまだ相當の可能性を保持していることも信じている」(「自傳」) と記しました。彫刻家の歿後、戦災を免れた作品によって直ちに遺作展が開催され、今日に至るまで数多くの展覧会で彼の彫刻は近代日本を代表する作品として取り上げられています。
生誕130年の節目を迎えて開催される今回の展覧会では、光太郎の原点ともいえる木彫作品をはじめ、彼が参照したロダン(1840-1917)や同時代の佐藤朝山 (1888-1963)、中原悌二郎 (1888-1921) などによる作品と妻・智恵子 (1886-1938) が制作した紙絵をあわせて展示します。本展が光太郎の彫刻作品を見直す契機となると共に、今日活発化している近代日本彫刻をめぐる研究への一助なとなることを願います。
- 主催者
- 井原市立田中美術館
- 協賛・協力等
- [共催]
NHKプラネット中国
山陽新聞社
[企画協力]
NHKプラネット中部
[協力]
高村光太郎連翹忌運営委員会
[監修]
高村 規
[後援]
NHK岡山放送局
中国新聞備後本社
読売新聞岡山支局
朝日新聞岡山総局
毎日新聞岡山支局
日本経済新聞岡山支局
RSK山陽放送
KSB瀬戸内海放送
RNC西日本放送
TSCテレビせとうち
OHK岡山放送
oniビション
岡山県郷士文化財団
井原市文化協会
井原放送
井原鉄道 - 休催日
- 月曜日 (ただし、祝日は開館し、翌日休館)
9月16日、23日、10月14日は開館。9月17日、24日、10月15日は休館
※8月24日(土)~8月29日(木)は、展示替えのため休館させていただきます。 - 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般700 (560)円 65歳以上350 (280)円 高校生以下無料
- ※( )内は前売券・団体20名以上の料金
チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK、サンクス(4店共通Pコード765-759)、ローソンチケット(Lコード66496)、山陽新聞社サービスセンター、笠岡市立竹喬美術館、ふくやま美術館、華鴒大塚美術館、ぎんざや、インディスク(天満屋倉敷店内)、天満屋トラベルなど岡山県内の各プレイガイド、井原市内の公共施設などでお求めください - 展示替え情報
- ※8月24日(土)~8月29日(木)は、展示替えのため休館させていただきます。
- 巡回等情報
- ・千葉市美術館 6月29日(土)~8月18日(日)
・碧南市藤井達吉現代美術館 11月1日(金)~12月15日(日) - 展覧会ホームページ
- http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/exhibit/exhibit_history/201308.html
イベント情報
○記念講演会
<聴講無料・事前申込不要>
日時:9/29(日) 13時30分~15時
会場: 井原市民会館 鏡獅子の間
講師:土生和彦 (はぶ・かずひこ)氏
(碧南市藤井達吉現代美術館 学芸員)
演題: 木彫家・高村光太郎
○当館学芸員によるギャラリートーク
<要・入館料>
展覧会の解説案内をいたします。
日時:9/11日(水)、10/9日(水) 13時30分~
会場: 特別展展示室
会場情報
井原市立田中美術館 イバラシリツヒラクシデンチュウビジュツカン
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
- 会場住所
-
〒715-8601
井原市井原町315 - ホームページ
- https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/
登録日:2013年8月20日