ID:35168
開館10周年記念 収蔵企画展
渡辺崋山「風竹図」と為書(ためがき)の愉(たの)しみ
江戸から近代へ、絵にこめられた心を受け継ぐ
―私の画は、ただの風竹ではない
会場
佐野市立吉澤記念美術館
YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO
会期
12月15日[土]⇒1月20日[日]
展覧会概要
開館10周年記念 収蔵企画展 渡辺崋山「風竹図」と為書(ためがき)の愉(たの)しみ ワタナベカザン「フウチクズ」トタメガキノタノシミ 江戸から近代へ、絵にこめられた心を受け継ぐ
渡辺崋山の名品《風竹図》を楽しむとともに、画家が依頼者の名を記す「為書」に注目する展覧会です。
当館の「吉澤コレクション」の基礎を築いた吉澤松堂(1789~1866)は天保9年(1838)、渡辺崋山(1793~1841)から「風竹図」を描き贈られています。崋山はこの絵の傍らに、清代の画家・鄭板橋の詩を書き添え、「風に吹かれる竹の葉音に民の悲痛な叫びを連想する」というこの詩の意を汲んで貧しき者を庇護せよと、治める者・富める者としての理想を述べています。この画がその後の吉澤家の動向に与えた影響を軸に、吉澤松堂以降の4世代(江戸から近代)の書画愛好の流れを見つめます。
また「為書」をはじめとして、画に書き添えられた詩文から、絵をめぐる人々の交わりを読み解くことの面白さをご紹介します。
- 休催日
- 毎週月曜日(12/24、1/14は開館)、12/25、1/15、年末年始(12/29~1/3)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 観覧料
- 一般500円(20名以上の団体450円)
- ※障害者手帳等をお持ちの方・大学生以下無料(障害者手帳・学生証等の提示が必要です)
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.sano.lg.jp/museum/conduct/21.html
イベント情報
□作品鑑賞会 ―当館学芸員とご一緒に―
日時:12/15(土)
場所:美術館展示室 (エントランス集合)
□スライドトーク・じっくり見ようこの一点 ―渡辺崋山「風竹図」―
日時:1/12(土)
場所:地域交流室 (美術館内)
【鑑賞会・スライドトーク共通事項】
各日午後2時~ (40分程度) 自由参加。
当日の観覧券が必要です。
会場情報
佐野市立吉澤記念美術館 サノシリツヨシザワキネンビジュツカン
YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO
- 会場住所
-
〒327-0501
佐野市葛生東1-14-30 - ホームページ
- https://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/
登録日:2012年7月18日