ID:34988
小林一三の愛した
近代日本画
日本画の巨匠・橋本雅邦の名作「瀟湘八景図」八幅一挙公開
会場
逸翁美術館
ITSUO ART MUSEUM
会期
平成24年7月7日(土)~8月12日(日)
展覧会概要
小林一三の愛した 近代日本画 キンダイニホンガ
小林一三(1873~1957)コレクションの中から、近代日本画に注目した展覧会を開催いたします。一三が近代日本画を収集していたのは、三井銀行に勤めていた、二十代から三十代にかけての壮年期のことです。『小林一三日記』には、仕事の傍ら様々な画会に出席し、当時「新画」と呼ばれた作品を買い求めていた様子が記されています。この時期は「鼎会」という鈴木華邨、寺崎広業、川合玉堂を後援する会に参加もしており、中でも華邨の作品を特に愛し、最も多く収集しています。銀行を退行すると、一家を挙げて大阪に移り住みますが、その際に当時持っていた新画の殆どを処分しました。しかし、中には処分されることなく大阪に持ってきた作品があります。これは一三の強い思い入れのあらわれでしょう。
また、一三は阪急百貨店に古美術街を作りました。これは一三の画期的なアイデアでありました。美術部では活発な活動を行い、様々な企画展覧会を行います。一三は頻繁に展覧会を訪れており、そこから作品の購入や、作家との交流が生れたのでしょう。
この度は、明治36年(1903)に開催された第五回内国勧業博覧会において出品された、橋本雅邦の「瀟湘八景図」八幅対を一同にご覧頂きます。一三は雅邦のことを高く評価していました。
一三が愛した近代日本画の世界をご覧ください。
- 主催者
- 逸翁美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(但し7月16日は開館 7月17日は休館)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後5時
- 入館は4時30分まで
- 観覧料
- ●一般1,000円 ●大・高生600円 ●中・小生以下無料
- ※シニア(65歳以上)の方は入館料700円 ※その他各種割引料金がございます。
- 展覧会ホームページ
- http://www.hankyu-bunka.or.jp/sys/info/article/7
イベント情報
[講演会]8月4日(土)午後2時より「明治画壇の巨匠―橋本雅邦の足跡」平塚市美術館館長 草薙奈津子氏
※入館者聴講無料・午後1時より座席券配布、先着120名
[ギャラリートーク]7月21日(土)午後2時から担当学芸員による展示解説
会場情報
逸翁美術館 イツオウビジュツカン
ITSUO ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒563-0058
池田市栄本町12-27 - ホームページ
- https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/
登録日:2012年7月7日