ID:3378

茶の湯の墨美─古筆と墨跡

会場

センチュリーミュージアム

Century Museum

会期

2000年11月13日(月) ~ 2001年1月27日(土)

展覧会概要

茶の湯の墨美─古筆と墨跡 チャノユノボクビ

墨跡や古筆切の名品が今日に受け伝えられたのは、室町中期に起こった茶の湯の世界で、その床の掛物となったことが大きな要因であった。

開祖とされる村田珠光は、一休宗純に参禅し、茶禅一味の境地を悟る。その折、授けられた「流れ圜悟」の墨跡(宋僧・圜悟克勤の印可状)は、侘び茶の理念の象徴として珠光の茶室に掛けられた。以来この書を頂点に、墨跡は茶掛の第一となる。

続く武野紹オウは、茶の湯を和様化へと導く。わが国固有の和歌を重んじ、藤原定家の「小倉色紙」をはじめ、広く古筆を茶掛に用いた。

やがて、千利休の登場。侘びの思想の徹底のもと、茶の湯の作法は体系化され、未曾有の興隆期に至る。利休亡き後、子孫・門弟へとその伝統は受け継がれて、現在の茶道文化盤石の礎となった。

このたびは、そうした長い伝世のなか、茶席第一の道具として、茶人の心を表してきた墨跡・古筆の掛物を特集陳列するものである。

主催者
財団法人センチュリー文化財団
休催日
日曜日、12月24日(日)~2001年1月8日(祝)
観覧料
一般500円、学生300円
展覧会ホームページ
http://www.ccf.or.jp/
展覧会問合わせ先
センチュリーミュージアム

会場情報

センチュリーミュージアム センチュリーミュージアム

Century Museum

会場住所
〒162-0041
新宿区早稲田鶴巻町110-22
更新日:2010年12月17日
登録日:1999年3月31日