ID:33662
特別展
加納光於展
会場
大分市美術館 企画展示室2
OITA ART MUSEUM
会期
平成24年4月10日(火)~5月13日(日)
展覧会概要
特別展 加納光於展 カノウミツオテン
加納光於(かのうみつお)は1933(昭和8)年、東京・神田に生まれました。病弱のため中学を中退し、闘病の日々を送る中、10代後半から植物や微生物の形態に深く関心を寄せ、さらにアルチュール・ランボーなどフランス近代詩に耽溺しました。19歳の時には、古書店で偶然版画の技法書を手にしたことをきっかけに、独学で銅版画の制作をはじめ、1955(昭和30)年、22歳で初の銅版画集『植物』(私家版・限定8部)を刊行、翌年には詩人で美術評論家の滝口修造の推薦により、タケミヤ画廊(東京・神田)で初の個展を開催、以降、次々と版画による実験的、独創的表現を展開しました。そして1959(昭和34)年にはリュブリアナ国際版画ビエンナーレでリュブリアナ近代美術館賞を受賞、以後内外の国際展で受賞を重ねています。
本展では、化石や骨片、或いは宇宙を想起させるモノクロームの初期の銅板画、ガス・バーナーで焼いた亜鉛合金の版に、コバルトブルーなどの鮮烈な色彩がほとばしる60年代以降のメタルプリント、デカルコマニーの技法を援用し、色彩のゆらめきを一瞬に捕らえた80年代以降のリトグラフやインタリオ、そして90年代の色彩を自在に繰った円熟した版技法の時代まで、加納光於の変化にみちた版表現の歩みを、代表作で構成された大分市美術館所蔵作品約70点でたどります。
- 主催者
- 大分市美術館
- 協賛・協力等
- 《後援》大分合同新聞社/NHK大分放送局/OBS大分放送/TOSテレビ大分/OAB大分朝日放送/エフエム大分/OCT大分ケーブルテレコム
- 休催日
- 4月16日(月)、23日(月)、5月1日(火)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- 入館は午後5時30分まで
- 観覧料
- 一般:500(400)円、高校生・大学生:300(250)円、中学生以下は、市内市外を問わず無料
- ※( )内は団体(20名以上)料金。
※上記観覧料にてコレクション展(常設展)もご覧になれます。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の提示者とその介護者は無料。
※本展は「大分市美術館 年間パスポート」がご利用いただけます。 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1329446123041/index.html
イベント情報
《展示解説》(観覧券が必要です)
日 時 会期中毎週水曜日 午後2時~
場 所 企画展示室
担 当 美術館職員
会場情報
大分市美術館 オオイタシビジュツカン
OITA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒870-0835
大分市大字上野865 (大分市上野丘公園内) - ホームページ
- https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/bunka/bijutsukan/index.html
登録日:2012年4月14日