猪熊弦一郎展 Genichiro Inokuma

猪熊弦一郎展 イノクマゲンイチロウテン 手の中の小さな言葉―紙に描いた作品から

Genichiro Inokuma Words from within a Hand―Artworks on Paper

猪熊弦一郎(1902-1993)は70年に及ぶ画業を通じて、多くの作品を残しました。そのうちの2万点あまりが丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に収蔵されており、その9割以上は紙に描かれています。
紙は絵を描く支持体として、カンヴァスに比べると概して身近と言えるでしょう。持ち運びや作画の準備が手軽なため、思いつきをさっと描きとめたり、新しいアイデアを次々試みたりできますし、画面が小さいので短時間で完成させることもできます。素描や下絵のように、同じモチーフや構図が繰り返し描かれることもあります。こうして描かれた絵には、画家の頭に浮かんだ当初のイメージや制作の過程、テクニックやオリジナル性の獲得への痕跡があらわれており、より構えのない率直な表現を見ることができます。描きこまれたカンヴァスの大作を一冊の本だとすれば、紙の絵一枚一枚は、画家の手の中からこぼれ出た小さな言葉のようなものかもしれません。
本展では、初公開を多数含み、本格的な画紙からスケッチブック、メモ用紙にいたるまで、大小さまざまな紙に描かれた猪熊の作品を紹介します。猪熊表現の魅力をひも解く「画家の言葉」の数々をご堪能ください。

主催者

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
公益財団法人ミモカ美術振興財団

休催日

会期中無休

開催時間

10:00 ～ 18:00

入館は17:30まで

観覧料

一般 950円(760円)
大学生 650円(520円)

高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※常設展観覧料含む

展覧会ホームページ

http://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2012/02/04/191/

ワークショップ 工夫発見!実験絵画
いのくまさんは作品の中でどんな工夫をしているのかな?いのくまさんを真似てスタンプやシールを使って紙の上で実験してみよう。
日時:2012年2月18日(土) 13:00-15:00
場所:2階造形スタジオ
対象:小・中学生 定員:30名 参加料:無料
申込締切:2月1日(水)【当日消印有効】
申込方法:ワークショップ名、名前(ふりがな)、学年、〒住所、電話番号を書いて、ハガキもしくはメール(workshop@mimoca.org)で美術館ワークショップ係まで。
★応募者多数の場合は抽選し、その結果は〆切後全員にハガキでお知らせします。
兄弟、お友達同士の場合、1枚のハガキもしくはメールで一緒に申込ができます。
★メールの場合、数日以内に受付完了の返信メールが届かなければご連絡ください。
★〆切後でも定員に満たない場合は受け付けますのでお問い合わせください。

オープンスタジオ いのくまぬりえで遊ぼう!
いのくまさんの作品がぬりえになっているよ。色をつけたりシールを貼ったりして遊ぼう。
日時:2012年2月19日(日) 10:00-18:00(入室は17:30まで)
場所:2階造形スタジオ 対象:子どもから大人まで 参加料:無料
申込:不要(参加希望者多数の場合、入場を制限させていただくことがあります)

キュレーターズ・トーク
本展担当キュレーター(古野華奈子)が展示室にて展覧会の見どころをお話します。
日時:会期中の日曜日 14:00-
参加料:無料(ただし展覧会チケットが必要です)
申込:不要(美術館1階受付前にお集まりください)

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 マルガメシイノクマゲンイチロウゲンダイビジュツカン

Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Contemporary Art

会場住所

〒763-0022
丸亀市浜町80-1

ホームページ

https://mimoca.org