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交差する異次元

~胎動から飛躍へ~

会場

田川市美術館

TAGAWA MUSEUM OF ART

会期

2012年1月7日(土)~2月12日(日)

展覧会概要

交差する異次元 コウサスルイジゲン ~胎動から飛躍へ~

田川市美術館での新年最初の企画は、生命エネルギーの躍動感を「球体」「生物」「原石」シリーズで表現するシルクスクリーン版画家・小川幸一(1950-)と、屋内・屋外のさまざまな空間に「羽状」のオブジェを配置し、凝縮と拡散から新たな生命を与える現代美術家・村上勝(1947-)の2人にスポットを当てた展覧会を開催します。
シルクスクリーン版画とは、絹やフィルムなどの幕(スクリーン)を介して印刷する方法で、戦後、アメリカの現代アート作家を中心に急速に発達しました。芸術作品のほかに、Tシャツやポスターなどへの印刷などにもその技術が使われています。
一方、インスタレーションとは展示空間全体を使った表現方法で、作品を単体として完成させるのではなく、オブジェなどを屋外や展示室に配置し、展示する環境と関連付けて、全体を1つの作品として体感してもらうという現代アートの手法です。
1970年代の福岡で、ともに若手アーティストとして出会った小川と村上は、同世代の仲間とグループを結成して、福岡のアートシーンに新しい風を吹き込みました。その後2人は、シルクスクリーン版画とインスタレーションというそれぞれの分野で独自の世界を確立し、現在、国内外を問わず高い評価を受けています。30年という時を経た今、2人のアーティストが田川で再開するとき、そこにはどのような世界が生み出されるのでしょうか。
「生命」という共通のイメージを感じさせながら、シルクスクリーン独特の美しいグラデーションを生かして2次元で表現する小川と、空間全体を使い、見るものを作品の内部へと巻き込む3次元の村上。2人の作品からあふれ出る生命感と、両者が生み出すハーモニーをぜひお楽しみください。

協賛・協力等
協 力◆ 福岡県立美術館・福岡市美術館・添田町美術館
後 援◆ 福岡県教育委員会・朝日新聞社・西日本新聞社・毎日新聞社・読売新聞社・cross fm・FM FUKUOKA
休催日
月曜日
※ただし、1月9日(月・祝)は開館、10日(火)は休館
開催時間
9時30分 ~ 17時30分
入館は17時まで
観覧料
一般 300(200) 円/高大生 100(50) 円/小中生 50(30) 円
※( )内は20名以上の団体料金 ※毎週土曜日は高校生以下無料
展覧会ホームページ
http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/bijyutu/bijyututenran/2011/page_133.html?pg=1

イベント情報

(1)みんなで一緒にアート体験!村上勝ワークショップ
落ち葉や枯れ枝など身近に落ちているものを拾い集めて、カラフルに色づけし、みんなで一つの巨大なアート作品を作ってみませんか?
日 時 1月7日(土)
13:00~17:00
対 象 20組(年齢不問)
※小学校3年生以下 保護者同伴。
参加費 100円(保険料)
※屋外での作業も伴います。

(2)アーティストトーク
版画家・小川幸一と現代美術家・村上勝の2人が作品を前に語り合います。
日 時 1月15日(日)
14:00~
参加費 無料
(当日の観覧券が必要)

(3)シルクスクリーンに挑戦!小川幸一ワークショップ
シルクスクリーン版画を体験します。自分で描いた絵などをいろいろな素材に印刷してみませんか?
※当日は版画を印刷したい紙やTシャツなどをお持ちください。
日 時 1月28日(土)
10:00~16:00
対 象 小学校4年生~一般20名
参加費 700円(材料費)
※カッターを使用しますので、小学生のお子様は保護者同伴でお願いいたします。

申し込み方法
1番と3番のワークショップは事前のお申し込みが必要です。
FAXまたはEメールにて、住所・氏名・年齢・電話番号をご記入の上、田川市美術館までお申し込みください。お電話でのお申し込みも受け付けます。1番は、平成23年12月25日(日)、3番は、平成24年1月15日(日)必着。なお、応募多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。

会場情報

田川市美術館 タガワシビジュツカン

TAGAWA MUSEUM OF ART

会場住所
〒825-0016
田川市新町11-56
ホームページ
http://tagawa-art.jp/
更新日:2011年12月20日
登録日:2011年12月17日