ID:31899

四五〇年の伝統を護る

一色町に伝わっている能面と能装束展

ミュージアムにて能を観る 身近なところで能にふれる

一色町に伝わる能の歴史と、所蔵している能面・能装束を解説と共に展示いたします。

会場

パラミタミュージアム 第6室

PARAMITA museum

会期

平成23年6月11日(土)~19日(日)

展覧会概要

四五〇年の伝統を護る 一色町に伝わっている能面と能装束展 イッシキチョウニツタワッテイルノウメントノウショウゾクテン ミュージアムにて能を観る 身近なところで能にふれる

能面と能装束は能に於ける扮装の二大要素としてきわめて大切なものである。能面は能で鬼神、怨霊を表現するため、或は美的表現をするために、顔につける一種の仮装用具である。種類はだいたい六十種類ぐらいある。今日のような名称の能面が完成したのは、室町時代中期から末期の頃と考えられている。
一色町の能面は、最近に新作したものを含め八十三面あり、その内四十一面は江戸時代のものを中心に室町・桃山の作品もある。本来の造形はなかなか優秀なものが残っていて、特に翁や少尉、悪尉は室町時代の名品である。これらの古くから伝わっている四十一面の能面は平成四年に三重県有形文化財に指定されている。
能装束、はじめは日常の衣服を用いていたが、厳格な約束に従って洗練された様式美の舞台衣装としての形態を整えるようになった。絢爛美麗優雅、そして高尚な舞台衣装は安土桃山時代から作られたとされているが、今日の舞台で使用のものは大半江戸時代のものである。
一色町の能装束は、五十四点が三重県有形文化財に指定されている。
一色町には室町時代末期より今日まで、四百五十年の輝かしい伝統を護る一色能があり、毎年三月三十一日の一色神社例大祭の日に一色能を町民の手により奉納している。これらの能面・能装束は奉納能の際使用されているものである。

イベント情報

平成23年6月18日(土)午後1時20分~
パラミタミュージアム第3室
演目 葵上
出演 高林 白牛口二<たかばやし こうじ>(喜多流)
■入館料のみでお楽しみいただけます。
<入館料/一般1,000円(4枚セット券3,000円)、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料>

会場情報

パラミタミュージアム パラミタミュージアム

PARAMITA museum

会場住所
〒510-1245
三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
ホームページ
https://www.paramitamuseum.com
問い合わせ先
059-391-1088
更新日:2024年10月22日
登録日:2011年8月11日