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アジアINコミック展―私たちはどこへ行くのか?

東アジア(中国・香港・韓国・日本)の若手漫画家11人の作品に見る「私たち」の現在_そして未来!アート横断・Ⅰ

会場

福岡アジア美術館

FUKUOKA ASIAN ART MUSEUM

会期

2001年8月9日(木) ~ 2001年10月23日(火)

展覧会概要

アジアINコミック展―私たちはどこへ行くのか? アジアインコミックテン―ワタシタチハドコヘイクノカ? 東アジア(中国・香港・韓国・日本)の若手漫画家11人の作品に見る「私たち」の現在_そして未来!アート横断・Ⅰ

福岡アジア美術館が開催する企画展シリーズのひとつである「アート横断」シリーズは、近年のアジアにおける映像、アニメーション、漫画、ファッション、建築などの様々な時代特有のメディアにおける視覚表現や、そのような表現をジャンルを越えて利用した現代美術を紹介するものです。
その第1回である本展は、東アジアでは今や映画とともに広く親しまれている重要なジャンルとなった漫画を紹介します。第二次大戦後の日本では、それまでの子供向け漫画や社会風刺漫画をのりこえたストーリー漫画が独自の発展をとげ、内容においても表現形式においても、大人も楽しむ文化として成熟していきました。そのような日本の漫画はアジアのみならず欧米にも輸出されています。それに対し、日本と同様に周辺アジア地域でも漫画作品が大きく発展しつつあったのにもかかわらず、ごく一部を除き、周辺アジア地域の漫画が日本に紹介されることはほとんどありませんでした。しかし、ようやく近年になって日本の一般週刊誌にも東アジアの漫画家が登場するようになり、次第に日本の漫画読者たちの注目を集めるようになってきました。
このような状況をふまえて、本展では、東アジアの4地域(中国・香港・韓国・日本)の11人の作家たちによる新しい漫画の動向を、「私たちはどこへ行くのか?」という共通のテーマで委託した作品によって紹介します。都市化のすすんだ漢字文化圏という背景と、日本漫画の大きな影響圏という共通性がありながらも、各地域・各作家の作品には、それぞれの社会を反映した各作家独特の感性や表現意欲を見ることができます。あわせて、これらの作家による漫画作品を掲載した単行本や雑誌を展示し、会場で手にとってご覧いただけるようにします。
本展が、現在の東アジアの若者の感性や社会状況を知る貴重な機会を提供するとともに、将来の日本と東アジア双方向の文化交流の契機になるよう願っています。

出品作家(11人)
中国 :胡 蓉(フー・ロン)、姚 非拉(ヤオ・フェイラ)、趙 佳(チャオ・ジア)
香港(中国) :黎 達達榮(ライ・タッタッウィン)、利 志達(リ・チータッ)
韓国 :/金 辰(キム・ジン)、李 彬(イ・ビン)梁 榮淳(ヤン・ヨンスン)
日本 :五十嵐大介、黒田硫黄、みぎわパン

主催者
福岡アジア美術館、国際交流基金アジアセンター
休催日
水曜日
観覧料
一般200(150)円、高大生150(100)、小中生100(60)円
( )内は団体料金(20名以上)
展覧会ホームページ
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/
展覧会問合わせ先
092-263-1100

会場情報

福岡アジア美術館 フクオカアジアビジュツカン

FUKUOKA ASIAN ART MUSEUM

会場住所
〒812-0027
福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン7・8階
ホームページ
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/
更新日:2010年10月22日
登録日:1999年5月12日