ID:28631

ルーシー・リー展

会場

国立新美術館

The National Art Center,Tokyo

会期

2010年4月28日(水) ~ 2010年6月21日(月)

展覧会概要

ルーシー・リー展 ルーシー・リーテン

「窯を開ける時はいつも驚きの連続」。この言葉に象徴されるように、1995年93歳でこの世を去ったルーシー・リーの生涯は、つねに瑞々しい驚きと発見に満ちた陶芸制作に捧げられたものでした。
ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれたルーシーは、工業美術学校でろくろの面白さに魅了され、ほどなくその作品は国際的な展覧会で数々の賞を受賞し、高い評価を得ていきます。しかし、迫りくる戦争の足音とともに亡命を余儀なくされ、1938年ロンドンに居を移すと、以後およそ半世紀にわたり同地で制作を続けました。
バーナード・リーチやウィリアム・ステート=マリーといった英国初期スタジオ・ポタリーの作家たちが作り上げていた、大陸とは異なる陶芸環境の中で、ルーシーは当時の先鋭的な建築やデザインの思潮とも響き合う独自の様式を確立していきます。ろくろから生み出されるかたちに色彩と装飾が一体となり、静かでありながらも強い存在感をもつその作品は、ルーシーが制作の中で見出した発見と喜びを鮮やかに伝えています。
本展では、20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの創作の軌跡を、国内外の優れたコレクションから選りすぐった約250点でたどります。英国の研究機関に寄贈された豊富な関係資料をふまえた没後初の本格的な回顧展となります。

主催者
国立新美術館、東京国立近代美術館、日本経済新聞社
休催日
毎週火曜日 ただし5月4日(火・祝)は開館、5月6日(木)は休館
観覧料
一般1,500(1,200)円 大学生1,100(800)円 高校生700(500)円
*( )内は20名以上の団体券料金(国立新美術館でのみ発売)
*中学生以下無料
*障害者とその介護者1名は無料。入場の際に障害者手帳をご提示ください。
*5月3日(月・祝)、4日(火・祝)、5日(水・祝)は高校生無料観覧日。学生証をご提示ください。
展覧会ホームページ
http://www.nact.jp/
展覧会問合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)

会場情報

国立新美術館 コクリツシンビジュツカン

The National Art Center,Tokyo

会場住所
〒106-8558
港区六本木7-22-2
更新日:2010年11月17日
登録日:2007年2月23日