ID:28287
杉本博司 アートの起源 歴史
会場
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Contemporary Art
会期
2011年5月29日(日) ~ 2011年8月21日(日)
展覧会概要
杉本博司 アートの起源 歴史 スギモトヒロシ アートノキゲン レキシ
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では、2010年11月から1年間にわたって4つの杉本博司展を開催します。1970年代半ばより写真家として活動を始めた杉本の、考え抜かれたコンセプトと最高の技術によって生み出された作品は、世界中の人々を驚かせ、絶賛されてきました。この突出した才能を持つ杉本の芸術をご紹介するにあたり、今回、一人の作家について内容の異なる展覧会を次々と開催するという、まったく新しい試みに取り組みます。優れた作品を脈々と制作してきた杉本だからこそ可能となったこの度の企画は、新作を含む作品を「科学」、「建築」、「歴史」、「宗教」の4つのキーワードで分類し、その全貌を明らかにしようとするものです。1年間、連続する展覧会は過ぎもとの作品世界の起源を知るものであると同時にアートの起源、ひいては人間の意識の起源をも辿るものとなります。
また、杉本が自身の制作を触発するものとして集めてコレクションも作品とあわせて展示します。この二つをともに見ることによって、起源を辿る道はさらに大きく私たちの前に開かれることでしょう。
第3弾は「歴史」
「科学」「建築」と続いてきた「アートの起源」、第3回目の展覧会は「歴史」です。本展では、蝋人形となった歴史上の人物を撮影した《肖像写真》や、ネガ・ポジ方式を発明したウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットが残した紙ネガを杉本自身がプリントした《光子的素描》、社会との関わりのなかで変化してきた衣服のうち20世紀の洋服を撮影し、近代とは何であったかを問いかける《スタイアライズド スカルプチャー》など、杉本の作品によってさまざまな歴史が繰り広げられます。圧倒的な現実感を持つ写真が提示する歴史を追ううちに、見る人は歴史と写真の関わりについて思いを巡らせ、さらに歴史とは何か、どのように人類の発展に寄与したかについても考えることとなるでしょう。
- 主催者
- 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団
- 休催日
- 無休
- 観覧料
- 一般950(760)円、大学生650(520)円、高校生以下・丸亀市在住の65歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料
※( )内は前売及び20名以上の団体料金
※11月23日は開館記念日のため観覧無料 - 展覧会ホームページ
- http://mimoca.org
- 展覧会問合わせ先
- TEL : 0877-24-7755 FAX : 0877-24-7766
会場情報
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 マルガメシイノクマゲンイチロウゲンダイビジュツカン
Marugame Genichiro-Inokuma Museum of Contemporary Art
- 会場住所
-
〒763-0022
丸亀市浜町80-1 - ホームページ
- https://mimoca.org
登録日:1999年3月31日