ID:27975

没後10年 丸木俊展

「女絵かき」の眼差し

会場

原爆の図 丸木美術館

Maruki Gallery for Hiroshima Panels

会期

2009年12月19日(土) ~ 2010年4月10日(土)

展覧会概要

没後10年 丸木俊展 ボツゴ10ネン マルキトシテン 「女絵かき」の眼差し

丸木位里との共同制作《原爆の図》で世界的に知られ、色彩豊かな油彩画や民話・創作童話など絵本の世界でも幅広く活躍した丸木俊(赤松俊子)。2000年1月に87歳で亡くなった彼女の没後10年という節目の年に、約120点の作品によって、あらためて生涯の画業を紹介する企画展です。
俊は1912年2月、北海道雨竜郡秩父別村(現・秩父別町)に生まれました。上京して女子美術専門学校(現・女子美術大学)で油彩画を学んだ彼女は、外交官の子どもの家庭教師としてモスクワに滞在したり、当時日本の領土で「南洋群島」と呼ばれたパラオ島などを訪れたりしながら、次第に画家として注目を集めるようになります。1941年には水墨画家の丸木位里と結婚。戦争末期に原爆投下後の広島に入り、その体験や周囲の人の証言をもとに夫婦共同制作で発表した《原爆の図》の連作は、国内外に大きな反響を巻き起こしました。
鋭く深い観察眼、卓越した描写力、そして何より人間に対する温かい愛情……「女絵かき」丸木俊の魅力は時代を越えて今なお私たちの胸に迫ってきます。
近年、丸木美術館に寄贈された貴重な戦前の油彩画2点も、修復を経て本展で初公開となります。そのうちの一点、《女性像》は1935年頃の制作で、俊が市川小学校で代用教員をしていた当時の校長先生のご遺族より寄贈されました。女子美術学校を卒業したばかりの、若き日の作風を伝える貴重な作品です。

休催日
月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月28日~1月4日
観覧料
大人900円 18歳未満・中高生600円 小学生400円
チラシ持参の方、60歳以上、比企地区在住者100円割引
障碍(しょうがい)のある方は半額
展覧会ホームページ
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/
展覧会問合わせ先
tel:0493-22-3266

会場情報

原爆の図 丸木美術館 ゲンバクノズマルキビジュツカン

Maruki Gallery for Hiroshima Panels

会場住所
〒355-0076
東松山市下唐子1401
更新日:2010年5月17日
登録日:1999年3月31日