ID:27103
山田純嗣新作展 “The Pure Land”
会場
不忍画廊
Shinobazu Gallery
会期
2009年8月3日(月) ~ 2009年8月29日(土)
展覧会概要
山田純嗣新作展 “The Pure Land” ヤマダジュンジ シンサクテン
現代アーティスト・山田純嗣は、国宝『那智滝図』(根津美術館蔵)や、中世美術の最高傑作とも言われるタペストリー『囚われの一角獣』(メトロポリタン美術館分館 クロイスターズ蔵)など国内外の名画からインスピレーションを受け、今回の出品作を制作いたしました。
一見、絵画のように見える彼の作品は、実際は立体と写真、版画を組み合わせて作られており、完成までにはいくつもの工程をたどります。数ヶ月かけて作成したオブジェを撮影するところからスタートし、次に、現像した印画紙(平面化されたオブジェ)の上に銅版画による細密な線描を刷り重ね、最後に樹脂でコーティングを施して完成に至ります。立体×写真×版画から生み出される彼の作品は、そのどれにも当てはまらない新たな領域にあります。何度も手間をかけられた作品は、時に作家のイメージすら超えた風景を作り出すこともあり、制作過程で起こる偶然的要素も含めて、山田純嗣の作品となるのです。
当画廊1年ぶりとなる今回の個展では、新作を中心に約15点をご紹介いたします。絵画とはなにかという自身への問いに対する、「絵画は物質にすぎないが、その本質はそれを通じて感じる不在の理念にある。それを顕すには、絵画に対する奉仕、つまり絶対的な信頼、愛が欠かせない」という答えを、“The Pure Land”(浄土)のテーマで表現した山田純嗣の世界をぜひご覧ください。
- 休催日
- 日曜
- 開催時間
- 11:00:00 ~ 18:00:00
- 土曜は、11時~17時
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.shinobazu.com/
会場情報
登録日:2008年2月6日