ID:26291

春のコレクション展

会場

北九州市立美術館

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会期

2009年4月14日(火) ~ 2009年7月19日(日)

展覧会概要

春のコレクション展 ハルノコレクションテン

○東洋コーナー:浮世絵 美人画の系譜―春信・歌麿から国貞・国芳まで―(前・後期)
美人画は役者絵、風景画と並ぶ浮世絵の人気ジャンルです。18世紀後半頃に多色刷りの錦絵が誕生し、色彩豊かな作品が人気を博しました。その後喜多川歌麿による大首絵が登場し、描かれる女性たちも華奢で清楚な姿から、肉付きのよい現実味のある姿へと変化していきます。江戸後期になると更に艶やかな美人が描かれます。浮世絵美人画の変遷をお楽しみください。
○近代美術コーナー:特集 児島善三郎
当館所蔵作品からあふれる児島善三郎の世界をお楽しみください。
○名品コーナー:東郷青児がやってくる!
損保ジャパン東郷青児美術館からは東郷青児の《レダ》(1968年)と《静かなるノラ》(1969年)がやってきます。日頃北九州では目にすることができない他館の名品も、当館所蔵作品とあわせてお楽しみください。
○地元ゆかりの作家コーナー:白川昌生 日本人ですか
今回展示の作品は、日本における美術の問題について、美術の枠を超えて社会まで包括的に捉えています。夏目漱石など、私たちになじみの図像を組み合わせた作品から、白川が私たちに送るメッセージについて考えてみましょう。
○テーマコーナー①:草間彌生~水玉、増殖、「クサマ・ヴィジョン」
視界を覆いつくさんばかりに際限なく増殖する水玉のモチーフ。今や世界の「KUSAMA」といわれる彼女が一貫して表現し続けているのは、あらゆる生命体の持つ増殖の神秘、生命の賛美なのでしょう。見る者の知覚器官に刻印を押しつけるような草間の奇妙な美のイメージを感じてください。
○テーマコーナー②:2008年度新収蔵作品
昨年度、50点の寄贈を受けた上前智祐の作品を中心に、2008年度の寄贈、寄託作品を紹介します。
○現代美術コーナー:特集 桑山忠明
桑山がアメリカにわたった1960年を迎える頃から、アメリカでは、矩形や立方体などの形態を反復して構成するミニマリズムが登場するようになります。感情の赴くままに描かれたようなアンフォルメルなどの作品とは違い、意味や作家の感情がいっさい排除された作品が多く作られています。桑山もミニマリズムの動向に呼応するように、単色に近い色面を並べた平面あるいはそれをレリーフとする作品に取り組みました。色と形の純粋な魅力が見いだされる極限までに切・・・

主催者
北九州市立美術館
休催日
毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
観覧料
一般150(120)円、高大生100(80)円、小中生50(40)円
※( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合わせ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777

会場情報

北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会場住所
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
ホームページ
http://www.kmma.jp
更新日:2010年5月24日
登録日:1999年3月31日