ID:25307
堀 晃展/舟木富治展
会場
北九州市立美術館
Kitakyushu Municipal Museum of Art
会期
2008年11月15日(土) ~ 2008年12月7日(日)
展覧会概要
堀 晃展/舟木富治展 ホリ アキラテン/フナキヨシハルテン
○堀 晃展
堀晃は山口県下関市豊浦町湯玉に生まれ育ちました。広島大学教育学部を卒業後、故郷で小学校、中学校教師をしていましたが、30代で絵画一本で生きていくことを決めます。
響灘に面する漁村で、子供のころから海で遊んでいた環境から、堀晃にとって海は身近なモチーフであり、初期から現在にわたって海をテーマにした作品を一貫して描いています。
初期はエルンストやマグリットなどに傾倒したこともあり、海の中の光景を描いたシュールレアリスム風の作品が中心でしたが、2000年から奄美大島から北海道利尻島までをめぐる4年間の日本列島縦断スケッチ旅行を経て、奄美大島の瀬戸内町の地にアトリエを見い出すと、1年の半々を下関市と奄美大島で過ごすようになり、次第に海というモチーフから風や光や空気、生き物の命といった雄大なものを感じさせる作風への転換が見受けられます。
今回の展覧会では、最新作を中心にアクリル、版画等約30点を紹介します。堀晃が描く海そしてこの地球の風、光、空気、いのちといったものをお楽しみください。
○舟木富治展
舟木富治は1930年に福岡県朝倉市に生まれ、制作のかたわら美術教師として指導を行ってきました。北九州門司へも8年間赴任し地元版画家たちとの交流と研鑽を積んでいます。自由美術家協会会員、主体美術協会結成に参加するほか九州派展など多くの展覧会で活動、県展には1952年から出品を続けています。現在では福岡県美術協会理事をつとめるなど地元の芸術文化の発展へも寄与しています。
その作風は、ポップアートを取り入れた作品やノミなどの昆虫を素材にしたシリーズに見られる挑戦的な試みや、目や顔などの一部を画面に描きこみテーマカラーに赤や青を据えて制作したシリーズなど、幾度かの作風の転換が見られますが、その根底には一貫して自分自身の内面とその時代を見つめる強いまなざしが感じられます。そして最新作では限られた色彩による表現を試みるなど、更なる展開を見ることができます。
本展覧会では舟木が独自の画風を確立した1960年代から現在までの作品約50点から、その独自の芸術活動の歩みを紹介します。
- 主催者
- 北九州市立美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
- 観覧料
- 一般300(200)円、高大生200(100)円、小中生100(50)円
※( )内は、20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://kmma.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場情報
北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン
Kitakyushu Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1 - ホームページ
- http://www.kmma.jp
登録日:1999年3月31日