ID:23619

加賀藩の美術工芸と芸術院会員・人間国宝

会場

石川県立美術館

ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会期

2007年11月27日(火) ~ 2007年12月13日(木)

展覧会概要

加賀藩の美術工芸と芸術院会員・人間国宝 カガハンノビジュツコウゲイトゲイジュツインカイインニンゲンコクホウ

美術館の所蔵品公開の一環として、隣接の石川県立歴史博物館特別第1展示室で開催する企画展の2回目です。金沢を中心とする石川県には、数多くの伝統工芸が地域に根付き、育まれ、東京、京都と並んで、日本を代表する工芸の盛んな地域として知られています。加賀藩主前田家は、初代利家以来、茶の湯を初めとした文化事業に深い関心を寄せ、なかでも三代利常は傑出した文化大名として知られています。また、二代利長時代からの「細工所」という武具甲冑を修理する組織を発展させ、蒔絵の五十嵐道甫、清水九兵衛、金工の後藤顕乗など当代一級の名工を招聘するなど、加賀蒔絵、加賀象嵌を中心とする加賀の工芸の基礎作り行いました。 今回は加賀藩が育成した工芸美術コレクションの中から、陶芸では古九谷の「青手老松図平鉢」、「色絵鴛鴦流水図平鉢」、初代大樋長左衛門作県文化財「飴釉烏香炉」、漆芸では伝清水九兵衛作重要文化財「蒔絵和歌の浦図見台」伝五十嵐道甫作県文化財「蒔絵螺鈿秋月野景図硯箱」などの加賀蒔絵、金工は小市永次作「銀象嵌花筏文鐙」などの加賀象嵌に初代宮崎寒薙作「段々釜」、加賀友禅では「友禅松竹梅丸文夜着」など、約20点を展示いたします。
また、その伝統を継承し、発展させた石川県ゆかりの芸術院会員・人間国宝の中から、芸術院会員からは陶芸の板谷波山、二代浅蔵五十吉、十代大樋長左衛門、漆芸の佐治賢使、三谷吾一、金工の蓮田修吾郎の6名の作品を展示いたします。人間国宝からは陶芸の富本憲吉、石黒宗麿、三代徳田八十吉、吉田美統、漆芸の松田権六、赤地友哉、前大峰、大場松魚、寺井直次、塩多慶四郎、前史雄、小森邦衞、友禅では木村雨山、羽田登喜男、森口華弘、金工では初代と三代の魚住為楽、中川衛、金森映井智、刀剣の隅谷正峯、木工の氷見晃堂、川北良造、人形の堀柳女、截金の西出大三の24名の作品約50点を一堂に展示いたします。

休催日
会期中無休
観覧料
一般250円(200円) 大学生200円(160円) 高校生以下無料、( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
展覧会問合わせ先
076-231-7580

会場情報

石川県立美術館 イシカワケンリツビジュツカン

ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒920-0963
金沢市出羽町2-1
更新日:2010年9月28日
登録日:1999年3月31日