ID:10404
メディアアートの先駆者 山口勝弘展
「実験工房」からテアトリーヌまで
会場
茨城県近代美術館
The Museum of Modern Art, Ibaraki
会期
2006年4月8日(土) ~ 2006年5月16日(火)
展覧会概要
メディアアートの先駆者 山口勝弘展 メディアアートノセンクシャヤマグチカツヒロテン 「実験工房」からテアトリーヌまで
1950年代の「実験工房」の時代から現在まで、テクノロジーが拓く新しいアートの可能性を追求してきた山口勝弘(1928~)。美術、デザイン、そして評論、教育といった多彩な領域にわたる活動を回顧する展覧会です。
初期の抽象絵画から、「実験工房」での共同制作作品、山口芸術の原点ともいうべき「ヴィトリーヌ」シリーズ、60年代に始まる多素材の彫刻、空間プロデュース、70年代からのメディア・アーティストとしての展開、そして最新のテアトリーヌ・シリーズまで、資料と併せて約200点を、7つのセクションにわけて紹介いたします。
山口勝弘
山口勝弘は、1950年代初めに結成された、美術家・音楽家・評論家らによる前衛的な総合芸術グループ「実験工房」の中心人物として知られています。彼の実験的な制作は光や映像の使用へと展開し、60年代以降、日本のヴィデオ・アート、テクノロジー・アートの代表作家として多くの国際展に参加。その後も大阪万博(1970)の三井グループ館の総合プロデュースや各地の公共施設、商業施設のディスプレイなど、常に時代に即して芸術と社会の関係を追究しました。
他方で、東京造形大学、筑波大学、神戸芸術工科大学などで教職に就き、表現の多様化に対応して「総合造形」「環境造形」といった新たなカリキュラムによる美術教育活動や、盛んな著述活動に示される文化批評家としての面も見逃せません。1977年から92年までは筑波大学教授として、茨城の現代美術に大きく寄与しました。
- 主催者
- 茨城県近代美術館/読売新聞東京本社/美術館連絡協議会
- 休催日
- 毎週月曜日
- 観覧料
- 一般830(700)円/高大生580(470)円/小中生350(230)円
( )内は20名以上の団体および入場引換券
毎週土曜日は高校生以下入場無料 - 展覧会ホームページ
- http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 茨城県近代美術館Tel.029-243-5111
会場情報
茨城県近代美術館 イバラキケンキンダイビジュツカン
The Museum of Modern Art, Ibaraki
- 会場住所
-
〒310-0851
水戸市千波町東久保666-1 - ホームページ
- https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
登録日:1999年3月31日