「リヒテンシュタイン」展広報事務局
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-28-9
ヤマナシビル4F(ウィンダム内)
TEL:03-6661-9446
FAX:03-3664-3833
展覧会ホームページ:http://www.asahi.com/event/liechtenstein2012-13/
展覧会概要
オーストリアとスイスの間にあるリヒテンシュタイン侯国。同国の国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集こそが一族の栄誉との家訓のもと、500年以上にわたってヨーロッパ美術の名品を収集してきました。その数は3万点に及び、英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションといわれています。本展では同コレクションから139点の名品を選りすぐり、日本で初めて公開します。世界屈指のルーベンス・コレクションからは、愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》など10点が一挙に来日。ラファエッロ、クラナッハ、レンブラント、ヴァン・ダイクをはじめとする巨匠たちの名画や、華麗な工芸品が一堂に並びます。
会期 | 2012年10月3日(水)~12月23日(日・祝) 毎週火曜日休館 |
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開館時間 | 10:00~18:00 金曜日は20:00まで 入場は閉館の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 |
主催 | 国立新美術館、朝日新聞社、東映、TBS |
後援 | 外務省、リヒテンシュタイン侯爵家財団、スイス大使館、オーストリア大使館 |
特別協賛 | 木下グループ 株式会社木下工務店 |
協賛 | 三井物産、トヨタ自動車、田中貴金属グループ、大日本印刷 |
協力 | オーストリア政府観光局、オーストリア航空、ルフトハンザ カーゴ AG、日本貨物航空、日本通運 |
本展は,政府による美術品補償制度の適用を受けています。
観覧料(税込) |
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お問合せ | ハローダイヤル 03-5777-8600 | ||||||||
巡回予定 | 高知県立美術館 2013年1月5日(土)~3月7日(木) 京都市美術館 2013年3月19日(火)~6月9日(日) |
展覧会の見どころ
- 1.知られざる「秘宝」、待望の初来日
- 名門貴族リヒテンシュタイン侯爵家が収集した美術コレクションは、総数約3万点にのぼり、英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションといわれます。すでに19世紀には公開されていましたが、第二次世界大戦以降は一般の目に触れる機会はごく限られ、ようやく2004年にウィーンの「夏の離宮」で一部が公開されるようになりました。展覧会としては、1985-86年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された大規模なコレクション展のほかは、ほとんど例がなく、日本でも四半世紀にわたって美術関係者の間で展覧会実現の努力が重ねられ、このたび、世界が羨む侯爵家の「秘宝」が初めて来日することになりました。
- 2.世界屈指のルーベンス・コレクション、一挙集結
- 侯爵家が所蔵するルーベンス作品は、30点余りを数え、世界有数の質と量を誇ります。本展では、その中から選び抜かれた10点を一挙に公開します。5歳の頃の愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》は、父ルーベンスの愛情を感じさせる傑作。ほかにも、ルーベンス渾身の歴史画「デキウス・ムス」連作から、約3×4メートルの大作が来日します。
※「デキウス・ムス」は東京展のみ特別出品予定。 - 3.圧巻、バロック・サロン
- ウィーン郊外ロッサウの侯爵家の「夏の離宮」は、華麗なバロック様式を特徴とし、その室内には今もなお、いにしえの宮廷さながらに、侯爵家の所蔵する絵画、彫刻、工芸品、家具調度が一堂に並べられています。本展では、その室内装飾と展示様式にもとづいた「バロック・サロン」を設け、華やかなバロック宮殿の雰囲気を再現します。また、日本の展覧会史上初の試みとして、天井画も展示。総合芸術としてのバロック空間を体感していただけます。
- 4.ヨーロッパ絵画史を、至宝でたどる名画ギャラリー
- 侯爵家の珠玉の絵画コレクションから選りすぐられた名画によって、ルネサンスからバロック、新古典主義までの西洋絵画史をたどります。ラファエッロ、クラナッハ、レンブラント、ヴァン・ダイクら巨匠たちの名画のほか、19世紀前半に中欧で流行したビーダーマイヤー様式の優美な絵画も並びます。
関連イベント
記念講演会
- 「リヒテンシュタイン侯爵家コレクションの歴史と特性」
- 10月4日(木)14:00~15:30 (開場13:30)
講師 ヨハン・クレフトナー(リヒテンシュタイン侯爵家美術コレクション・ディレクター)
※逐次通訳付 - 「バロック美術の殿堂 リヒテンシュタイン宮殿の名画を旅する」
- 10月13日(土)14:00~15:30 (開場13:30)
講師 千足伸行 (日本側監修者・成城大学名誉教授)
いずれも会場は国立新美術館3階講堂 定員:260名(先着順)聴講無料ですが、本展観覧券(半券可)の提示が必要です。
※内容や日時は都合により変更になることがあります。予めご了承ください。